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山崎の合戦で名高い天王山の南麓にある大山崎山荘は関西の実業家、加賀正太郎(1888
〜1954)によって大正初期から昭和初期に建てられた。イギリスのチューダー様式をもとにす る別荘であった。
加賀の手を離れ平成に入って荒廃著しく、アサヒビールが京都府の要請で修復し当時の姿
を取り戻した。同時に絵画を主として展示する目的で安藤忠雄の設計により新館「地中の宝石 箱」(地下室)を併設、アサヒビール大山崎山荘美術館として1996年開館。
2004年には山荘建築物の文化財的価値が認められ国の有形文化財として登録された。
この大山崎山荘は自然と山荘、庭園が一体となった安らぎの空間となっている。
新館「地中の宝石箱」(地下室)には印象派の巨匠として有名なクロード・モネの晩年の傑作
「睡蓮」等が展示されている。
加賀正太郎が海外遊学中イギリスのキュー・ガーデンの洋蘭栽培に強い感銘を受け、この
大山崎を蘭栽培の地としたいと思い大正初期から始めた欄栽培は第二次世界大戦中の燃料 不足等の苦労を重ねながら世を去るまで続けられた。大戦前の最盛期にはおよそ一万本の 洋蘭が栽培され、我が国における蘭のメッカであったと言う。
彼の蘭への情熱が今に伝わるのが『蘭 花 譜』である。蘭花譜は大山崎山荘で栽培され
た洋蘭の姿を後世に残したいと願って製作した図版である。何回もの行程で蘭を木版摺りして 美しい絵にしている。写真で少し紹介します。
たまたま 「〜甦る蘭花譜 蘭の館、大山崎山荘展」として
蘭の版画や生の蘭が展示されていた。(会期1/26〜4/10)
その他河合寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ等の陶芸作品も展示されている。
特に感動したのはパルミラ饗宴図浮彫2〜3世紀 シリアの遺物の実物で
あった。写真で紹介します。 ![]()
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